AIはどのような判断をするか

最近、AI(Artificial Intelligence)とかRPA(Robotic Process Automation)という言葉をよく聞きます。身近なことろではiPhoneの『Siri』は、いろいろな要望を聞いてくれますね。
そんなAIが今後いろいろなかたちで社会進出していくと思います。AIが社会進出していく過程で、どんなトラブルを引き起こしてくれるのか楽しみです。

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AIは気遣いができるか


先日ショッピングに行ってきました。あるアパレルショップで、ちょっとぽっちゃりした女の子が、コートを試着して、腕がちょっときついかもって店員さんと会話していました。店員さんが「このコートは袖が普通のコートより狭くなってますのでちょっときついかもしれません。こちらのコートでしたら大丈夫ですよ。ご試着してみますか。」とコートを違うものに変更していました。

店員さんは、お客さんを気遣って、「腕が太くてコートがきつい」ことを「コートが細くて腕がきつい」と言い換えました。
もし、店員さんがAIだったらどうでしょう。「このコートのサイズでは、お客様の腕は太くて入りません。腕が太い人でも着られるコートを探しましょうか」と言いそうですね。

命の選択

最近はやりの自動運転技術。山道を急に停止できないスピードで走っています。正面に歩行者が出てきました。正面は歩行者、左に避ければ崖、右に避ければ対向車。そのまま走れば、歩行者は死亡、左に避ければ、崖に落ちて運転手が死亡、右に避ければ、運転手と対向車の運転手が脊髄損傷で一生寝たきりになると判断しました。さてAIはどうするでしょう。

AIは善悪の判断ができるか

下の2枚の写真の写真の女性は同一人物です。この女性は昼は大学で勉強して夜はキャバクラでアルバイトをしています。AIは、この女性を、「大学に通いながら深夜までアルバイトをしている良い女性」と判断するでしょうか。
それとも、「大学生のくせにキャバクラでアルバイトをしている悪い女性」と判断するでしょうか。
AIの判断基準は、大量の情報を元に統計的に判断しているので、判断の元となる情報次第でこの女性が良い人か、悪い人か判断されることになります。統計的に判断されるって複雑な気分ですね。

現在のAI

先日、『planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜』というアニメを見ました。

戦争によって滅亡寸前の地球で、敵国の殺人ロボットから逃げつつ、生きる主人公。その中で戦前に作られたプラネタリウムの解説員ロボット(ほしのゆめみ)と出会って心を通わせる物語。

 

ネタバレになるのでストーリーの話はここまでにします。ロボット(AI)が、単純二元論とプログラムされたフローチャートに沿って動く様子が現在のAIそのもの。この物語の原作は2004年に発売されたパソコンゲームなのですが15年くらい経ってやっとアニメの世界が現実になりつつある様子がストーリーよりも面白かったです。

まとめ

様々な企業でAIの開発が精力的に行われています。今後、AIがみなさんの生活でどのように役に立っていくか、どのように生活を変えていくか本当に楽しみですね。ただ、AIによる判断は人間を不快にするケースも少なくないと思います。オブラートに包むことなく「あなたはデブですね」って言われたとしても笑ってゆるしてあげましょう。数年後、きっと気の利いた受け答えができるようになっていると思います。

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