みなさんこんにちは。今日の話題はクレジットカードです。みなさんはクレジットカードはお持ちですよね。クレジットカードってうまく使えば得をするし、間違った使い方をすれば大損をします。今回はクレジットカードの仕組みも含めて、どんな使い方をすれば得をするのかマーケティングの経験を活かして解説していきます。
INDEX
クレジットカードが必要なとき
まず、クレジットカードを使わなくてはならない場面から考えていきます。
インターネット通販・予約
インターネットでの支払いに必要になるのがクレジットカード、Amazonでも楽天でもYahooショッピングでもクレジットカードが必要になってきます。クレジットカードを使わない通販もできますが、銀行振込になったり、代金引換郵便になったりしてその手数料が意外とかかります。インターネットでせっかく安く買っているのに、手数料を支払ったらホームセンターやスーパーで買った方が安くなってしまうケースもあります。
海外のホテルのデポジット
クレジットカードが一番役に立つのは海外に行った時のホテルですね。海外のホテルでは、デポジット(保証金)の制度があります。チェックイン時にお金を預けて、チェックアウト時に返金されます。海外旅行に行くときって、リッツカールトンとかシェラトンとかシャングリラみたいなホテルって安心ですよね。そういうホテルってデポジットが高額だったりするんです。ホテルを泊まる前に外貨に両替して、ホテルにお金を預けて帰国する直前で返金されるなんてナンセンスですよね。現金でデポジットを払ってもいいんですけど、クレジットカードで支払うのが普通です。
接待客
社会人になると、接待でお客さんと飲みに行くこともあります。費用は会社の経費ですがほとんどの場合、会社から費用を事前にもらっておくか、自分で払ってから領収書を会社に出して費用をもらうことになります。そこで発生するのが、「今日はうちが支払います」の攻防戦。お互いに会社から費用が出るからどっちでもいい。そんな時に現金を出そうとすると、延長戦になってしまうのでそんな時はスマートにクレジットカードで支払います。
クレジットカードを使ってはダメなとき
リボ払い・分割払いは危険
クレジットカードを使った時、銀行に預けているお金があまりなかったりすると、ついつい、リボ払いや分割払いを考えてしまう人がいます。これは間違えなんです。お金には時間的な価値があります。クレジットカードのリボ払いや分割払いは借金と同じなので「利息」を取られることになります。さて、クレジットカード会社が考えるお金の時間的な価値について考えていきましょう。
リボ払い
リボ払いは、いくらカードを使っても毎月の支払額が決められた一定の金額になる支払方法です。年利が15%のカード会社で100万円のもの購入して、月々5万円の支払いをした場合、支払いが終わるまでにいくら支払うことになるか分かりますか。具体的な金額を入れて試算してみます。
支払月 | 支払額 | 残高 |
1ヵ月目 | 50,000 | 962,500 |
2ヵ月目 | 50,000 | 924,531 |
3ヵ月目 | 50,000 | 886,089 |
4ヵ月目 | 50,000 | 847,164 |
5ヵ月目 | 50,000 | 807,754 |
6ヵ月目 | 50,000 | 767,850 |
7ヵ月目 | 50,000 | 727,449 |
8ヵ月目 | 50,000 | 686,542 |
9ヵ月目 | 50,000 | 645,123 |
10ヵ月目 | 50,000 | 603,188 |
11ヵ月目 | 50,000 | 560,727 |
12ヵ月目 | 50,000 | 517,736 |
13ヵ月目 | 50,000 | 474,208 |
14ヵ月目 | 50,000 | 430,136 |
15ヵ月目 | 50,000 | 385,512 |
16ヵ月目 | 50,000 | 340,331 |
17ヵ月目 | 50,000 | 294,585 |
18ヵ月目 | 50,000 | 248,268 |
19ヵ月目 | 50,000 | 153,888 |
20ヵ月目 | 50,000 | 105,812 |
21ヵ月目 | 50,000 | 105,812 |
22ヵ月目 | 50,000 | 57,135 |
23ヵ月目 | 50,000 | 7,849 |
24ヵ月目 | 7,947 | 0 |
支払額の合計は、24カ月で1,157,947円になりました。支払が完了するまでの期間は長いですが、合計で15万円以上多く支払わなければならなくなります。
分割払い
先ほどと同じく、100万円の物を購入しました。今回の支払方法は、リボ払いではなく12回払い(12カ月払い)にしました。さて、月々の支払額を見ていきましょう。
支払月 | 支払額 | 残高 |
1ヵ月目 | 90,258 | 922,242 |
2ヵ月目 | 90,258 | 843,512 |
3ヵ月目 | 90,258 | 763,798 |
4ヵ月目 | 90,258 | 683,087 |
5ヵ月目 | 90,258 | 601,368 |
6ヵ月目 | 90,258 | 518,627 |
7ヵ月目 | 90,258 | 434,852 |
8ヵ月目 | 90,258 | 350,030 |
9ヵ月目 | 90,258 | 264,147 |
10ヵ月目 | 90,258 | 177,191 |
11ヵ月目 | 90,258 | 89,148 |
12ヵ月目 | 90,262 | 0 |
今度は、月々の支払額が9万円以上になりましたが、12ヵ月の合計支払額は、1,083,100円となり、1年で8万円以上多く支払わなければならなくなりました。
クレジットカードは不正利用される危険がある
海外でクレジットカードを不正利用されたみたいな話をよく聞きます。最近クレジットカードがICカードになったのでスキミング(磁気カードの場合、磁気を読み取ればカードをコピーできる)被害も少なくなりました。
ただ、ICカードになったとしても、カードに記載されているカード番号とセキュリティコードさえあれば、インターネットで買い物ができてしまう時代なので、クレジットカードで決済するとき、店員がカード番号を控えることができないようにしっかり監視しましょう。また、少し怪しそうなお店ではなるべくクレジットカードは使用しないようにしましょう。
クレジットカードは一回払いでも手数料がかかる場合がある
クレジットカードは、一括払いでもナイトクラブなどの店舗で使用すると手数料を取られる場合があります。しかも、手数料を合計金額の10%くらい取られるらしいので注意してください。普通に使っている限り手数料を取られるケースは少ないです。
クレジットカードのメリット
ポイント
クレジットカードのメリットはポイントです。使用金額の1%を商品券にしてくれるとか、マイルやTポイントに変えられるとかカード会社によって実施しているポイントのサービスは違います。
商品券にしてくれるようなサービスだと、その商品券が使えるお店が近くにないと商品券が無駄になってしまいます。マイルやTカードも同じでせっかく貯めても使わないと無駄になってしまいます。ポイントの還元率だけでなく自分のライフスタイルに合ったポイントの還元方法ができるクレジットカードを選びましょう。
なぜポイントがもらえるの?
クレジットカードで商品を購入した場合、一括支払いであれば、ほとんどの場合が購入金額=支払金額になります。それなのになぜポイントが付くかというと、クレジットカードを使って商品を買ったお店側が手数料を払っており、その一部が、クレジットカードの所有者にポイントとして還元されています。そのため、自社のポイントカードがある家電量販店Yの場合、クレジットカードで支払いをすると、家電量販店Y側が実施しているポイントが現金で支払うよりももらえる額が少なくなります。
ゴールドカードのメリット
私は年に数回しか飛行機に乗らないのでゴールドカードはあまり必要ありませんが、ゴールドカードを持っていると、空港のラウンジが使えたり、海外旅行の際の保険がクレジットカードについてきたりします。ゴールドカードは、ある程度の年収があって、支払能力に問題なければカード会社にゴールドカードの申し込みをすればもらえます。
ただ、1万円程度の年間料金が発生しますので、海外旅行によく行き、空港のラウンジや保険が必要など、年間料金に対してゴールドカードの特典が費用対効果のある人はゴールドカードにすればいいかと思います。
まとめ
クレジットカードのメリット・デメリットが理解できましたでしょうか。手数料が発生するケースをしっかり認識して、手数料は0に、でもポイントはしっかり獲得ができるようになれば、あなたは「クレジットカードで得をする人」それができなければ、「クレジットカードで損をする人」です。効率的にクレジットカードを使うことで得をできるようになりましょう。